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耳鳴りの悪化のメカニズム 耳鳴りの悪化のメカニズム

難聴を伴う場合の治療法

ここでは難聴を伴う耳鳴りの方への治療アプローチについてご説明したいと思います。

難聴を伴う耳鳴りは、聴力が低下することによって脳に音の刺激がいきづらくなり、
その音を聞こうとして脳が感度を上げることにより脳の反応が過敏になり、
実際には聞こえない音を常に音として認識してしまうことで耳鳴りが発生しています。

しかしこれで終わりではなく、図に示しますように、
感情をつかさどる脳(大脳辺縁系)が耳鳴が生じたことから
不安、絶望感、過去の記憶との結び付けでの誤認など
ネガティブな感情
が沸き起こってきます。
それらがさらに脳の過敏を助長し耳鳴を悪化させます。

また生活上のストレスもネガティブな感情を助長しこの悪循環を
さらに強固なものにしてしまいます。
だから心のサポートも大切になってきます。
できるだけのことは、しようと考えています。

難聴と耳鳴りの発生

そのような、難聴を伴う耳鳴りの方には、
補聴器を用いて難聴をまずは改善し、日常生活の音が良く聴こえるようにします。
そうすることで脳の過敏状態が抑制され結果として耳鳴が小さく感じられるようになっていきます。

原田耳鼻咽喉科では補聴器専門外来を別フロアで実施する体制を整えているため、
落ち着いた環境で認定補聴器技能者、言語聴覚士による患者さんご自身にあった補聴器のフィッティングを聴力の改善トレーニングと組み合わせて行うことができます。

無難聴性耳鳴の場合の治療法

耳鳴りの症状を訴える方の約1割程度の方が難聴を伴わない無難聴性耳鳴であると言われています。

難聴を伴わない無難聴性耳鳴の場合は、
ストレスや精神的疾患が原因・遠因となっていないかを確認した上で、
「サウンドジェネレーター」を用いて問題の解決に当たります。

サウンドジェネレーターは、
耳鳴りに対する集中を「サウンドジェネレーターの音」に
移すことによって耳鳴りを悪化させる
悪循環を断つ治療法です。
当院では、癒しの効果を持つサウンドジェネレーターの
ZENプログラムを国内で取り扱う数少ない耳鼻咽喉科の1つです。

ZENプログラムの詳細は下記をご覧ください。
https://www.hearing.jp/hearing/zen.html

補聴器

【ZENプログラム】

無難聴の方は、環境音がすでに十分聴覚領域を刺激しているため、補聴器の効果は期待できないと考えられるために別音源を使用することになります。

難聴を伴う場合の治療法と、難聴を伴わない無難聴性耳鳴。
両者の間には治療への目的の意味は大きく異なります。

補聴器による治療は、耳鳴発生メカニズムに対して働き、
サウンドジェネレーターは耳鳴を悪化させるメカニズムに対して働きます。

現在の当院の実績では、補聴器を用いた治療の方が
治癒率が高いというデータがでています。